最近、日本でもじわじわと人気が上がってきている重い掛け布団。
ニトリなどでは重い毛布も大ヒットしていて重いシリーズがネットでバズっていますよね。


みなさんの中には布団は軽い方がいいと考えている人もいるかと思います。
じつは、良い布団とは保温性・吸湿性・放湿性・ドレープ性(フィット感)などで決まります。
今回は、重い掛け布団について書いていきたいと思います。
【記事を読んでわかること】
重い掛け布団ってなに?
なぜ効果があるの?
使うことで得られる緩和効果
人気の理由
おすすめポイント
使用する際の注意事項
まとめ
〈この記事の信用性〉
- 寝具・ベビー用品業界に15年以上携わっています
- 寝具類全般の専門知識を一般の方以上に持っています
重い掛け布団って?
結論としては、不眠症や自閉症で悩んでいる人のために作られた布団です。
なぜ効果がある?
ポイントとなるのは重さです。
アメリカの動物学者テンプル・グランディンさんの発見なのですが、体に強めの圧迫を与える事でリラックスできるというものです。
簡単に説明すると、重い掛け布団を使うことで「セロトニン」「メラトニン」「コルチゾール」「オキシトシン」など色々なホルモンが刺激されます。
実験によって証明されているのですが、ホルモンの分泌によりストレスが緩和されて、それが幸せな気分につながり熟睡効果が得られるという訳です。(※ホルモンの説明はキリがないので、ここでは割愛します)
使うことで得られる緩和効果
不安感の減少
ストレスの減少
睡眠の質を改善
ホルモンのバランスが保たれ安眠
ADHD(注意欠陥、多動性障害)の緩和
ASD(自閉症スペクトラム、アスペルガー症候群)の緩和
PTSD(心的外傷後ストレス障害)の緩和
人気の理由
重い掛け布団を使うことで、圧倒的に「睡眠の質」に変化が生じるからです。
これは「圧迫が快眠に関係している」と様々なデータから証明されています。
枕やマットレスなど睡眠をサポートしてくれるモノは数多くあり、寝返り・肩こり・腰痛などに効果はありますが、上から圧迫が出来る寝具は掛け布団と毛布しかありません。
上からの重さによる圧迫が必要なのです。(※重いと言っても体にフィットしていない部分は体に掛からないのでそこまで重くは感じません)
おすすめポイント
高密度防ダニ生地使用
通常より細かい縫い方(キルト)をしてありますので綿が片寄りません
中綿と特殊ガラスビーズを一緒に縫う(キルト)ことで、均等に一定の重さが保たれています
不眠症に対して薬に頼らない革新的なアプローチ
不眠症の改善(治療が必要な方は医療機関を受診してください)
人にぎゅっと優しく抱きしめられている感覚に近く、安心して落ち着きます
使用する際の注意事項
寝返りがしずらくなるので、布団に入ってゴロゴロする人には不向き
寝返りがしにくいこともあって夏は少し蒸れます
睡眠時無呼吸症候群、呼吸器官に問題がある方の使用は控えてください。
体が未発達の小さなお子さん、高齢者の方の使用は控えてください
一般の元気な人が使う場合は、リラックス感や特に何も感じなかったと回答した人が約半数と効果が少し微妙です
まとめ:不眠症などで悩んでるなら試す価値あり
不眠症は現代病の1つでもあります。
近代的な生活スタイルによって睡眠による悩みを抱える人が増え、疫学調査の結果は日本人の約5人に1人は不眠で悩んでいます。
不眠症の人に向けて作られた布団なので、万人向きではありませんが不眠で悩んでいる人は試す価値はあると思います。
この記事が、不眠で悩む人の助けになればうれしいです。
それでは、今日も楽しい一日をお過ごしください。
最後まで、お読みいただきありがとうございました。